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企画したイベントや、行ったライブのレポなどが書かれていると思います。

12.6 shimokitazawa THREE 5th ANNIVERSARY -DAY1-「NEW DAY RISING !!!」(久土'N'茶谷、おとぼけビ〜バ〜etc) /下北沢THREE、下北沢BASEMENTBAR

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先月のある日、仕事が異様に忙しくなり、深夜残業2日目。午前2時くらいに家路に向かう途中、「何か楽しみ作らなやってられん!そうだ、久土'N'茶谷を観に行こう!」と勢いで決めて行ってきました。
 
当日は昼頃に東京入り。破損した携帯を直してもらってそのまま下北沢へ。駅前で友人Nさんと合流してライブハウスへ…と思いきや、お酒好きの2人は近くの居酒屋へと足を運ぶこととなりました。Nさんは久々の東京でのライブをするおとぼけビ〜バ〜が一番のお目当てだった模様。開演時間は過ぎていましたが、お酒を飲みながら近況を話したり楽しい時間を過ごす。気がつけば朝から5杯目くらい。で、ここで飲んだデンキブランというお酒がかなり強くて、かなり酔っぱらっている自分。程よい時間となり、ようやく会場へと向かったのでした。
 

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会場内に入り、またしてもお酒を注文。めっちゃ酔いながら物販を見たり。Nさんはおとぼけビ〜バ〜のライブ盤を買っていました。そのまま場内をウロウロしたり。結局、中盤くらいからいたんだけど、酔っぱらいと化した自分なので、お目当て2組だけ書きます…。
 
 

おとぼけビ〜バ〜

セットリストは下記の通り。これに「すきすきダーリン」を加えた8曲。
 

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自分は真ん中ちょい左で、ベースとドラムメインでギター2人がちょい脇に見える位置が好きなんでそこで観てました。どっしりしたリズム隊の音に身を任せ、爆音ギターを浴びながらヒステリックなボーカルが飛び込んでくる。この感じが本当に快感です。今回もMCはなしでひたすら曲を演奏するスタイルで、BPMも少し上げ気味で荒々しいサウンド。それが自分の内面をさらけ出す照れ隠しみたいに見える瞬間もあって、そんなところが他にはあんまりない面白いところだなと感じたり。こういう表現は男性では絶対無理で、女性にしかできないよな〜と観ていてふいに思いました。
 
「ウルトラミラクルス~パ~サイヤサイケフェスティバル」から「すきすきダーリン」へとなだれ込むところでよしえさんが客席に突っ込んできたりして、フロアの盛り上がりもとてもよかったです。
 
 
 
そのまま思い出野郎AチームやECD+イリシットツボイを観て(この間もエンドレスで飲んでいて、常にゴキゲンだった…)ました。思い出野郎Aチームは初めてだったんだけど、いろんな意味で東京っぽいバンドだな、と感じた。演奏も多彩でいいんだけど、ちょっとインパクトに欠けるような気がしました。飲んでたせいもあってか、かなり楽しんではいましたが。ECD+イリシットツボイはスピーカー近くだったこともあって、ベースの低音にやられてた。観ていてかなり引き込まれるものがあっただけにちょっと失敗したかなと思ったり。
 
それからFOLK SHOCK FUCKERSを観る。この日はYUKARIさんがいない2人編成で、ハードコアな演奏。なんだけど、どこか愛嬌を感じるのは谷ぐちさんのキャラなのかな。2曲くらいで久土'N'茶谷のために移動。あまり観れなかったけど、激しくて楽しくてとてもいいライブでした。
 
 
久土'N'茶谷
各々は以前にMOSTで観たことはあるのですが、久土'N'茶谷は初めて。本当に楽しみにしていました。
 
セッティングの様子を見る。茶谷さんは点数の少なく、ちょっと低めにセッティンされたドラムセットが印象的。久人さんはセミアコかな、2本のシールドがベースアンプとエフェクター介してギターアンプへと繋がれている。音出しでワンコーラスだけ演奏された「STOP JAM」の時点で来て間違いなかったことを確信しました。
 
セッティングが終わった頃にFOLK SHOCK FUCKERSのライブが終わったことを知った久人さんは「え、もう終わったの!?セッティング終わったら観に行こうと思ってたのに…。じゃあ、やろうか!」とおもむろにライブスタートとなりました。そんな緩い始まりだったにも関わらず、ライブは凄かった。
 
久人さんのギターは確かなテクニックを感じるんだけど、それだけでは全然ない熱量を帯びた演奏。茶谷さんのドラムはジャジーなフレーズからバキバキのパンクサウンドまでめちゃめちゃ幅広いアプローチ。全身バネみたいな身体から繰り出されるドラムの音は速くてしなやか。椅子に座って演奏していたお2人は、ときおり椅子から飛び出さんばかりの激しさがあって、興奮を抑えることができませんでした。久人さんのやさぐれたボーカルもとても好みで、そこに乗っかる茶谷さんのとぼけたコーラスがいいアクセントになっていた。
 
2人だからこその自由度の高い演奏で、演奏曲もその場で決まったりする緩さも残しながら、決めるところはビシッと決める。クールでありながら熱い演奏。こういう瞬間にしびれ、ライブが好きでよかったと思える瞬間。そんな瞬間が何度もありました。
 
MOSTの「ジョニー」や山本精一さんの「B1のシャケ」のカバーや、アンコールではECDさんとの共演(本編でも1曲ありましたが)もあったり、山本精一phewさんの「まさおの夢」なんかも演奏され、曲目も大満足のライブとなりました。
 
 
 
 
 
終演時間は23時を超えたこのイベント。お酒も楽しみ、初めて観ることができた久土'N'茶谷は本当に泣きそうなくらいよくって、心の底から来てよかったと思えたイベントとなりました。
 
今後、久土'N'茶谷を観るために上京する機会が増えてしまいそうで怖いですが…。