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企画したイベントや、行ったライブのレポなどが書かれていると思います。

11.29 『磔磔よいよい7日祭』(片山ブレイカーズ&ザ☆ロケンローパーティ、騒音寺、撃鉄) /京都磔磔

仕事が一区切りついて休みが取れたので急遽行くことにしました。活動休止していた片山ブレイカーズ&ザ☆ロケンローパーティの復活記念での7日連続ライブの5日目です。家で昼寝をしていて、起きたらギリギリで、慌てて準備して磔磔へ。

会場に到着すると、提灯やこれまでのライブの写真なんかがあって、磔磔がちょっとしたお祭りムードになっていました。開場時間になり中へ。場内にも提灯があったり、出店(物販)や壁にかかれた共演者の一覧があったりでお祭り感がありました。物販スペースが比較的広かったり、ステージ前に柵があったりで客席はかなり狭くなっている印象。普段とは少し違った感じでちょっとだけ違和感。自分は会場真ん中の柱のすぐ側で待機でした。定刻5分くらい押しで最初のバンド撃鉄が出てきました。


■撃鉄
1年ぶりくらいかな。一時連続で観てたから、かなり久しぶりの印象がありました。

「ゲキテツデス…ゲキテツデス」というようなよくわからないオープニングSEで天野さん以外の3人が登場。1曲目はやっぱり「部屋」でした。森岡さんのギターが鳴った瞬間に場内が撃鉄色に染まる。そして、近藤さんの4つ打ちのバスドラム、両者に絡む田代さんのベースでグワーッと盛り上がってくるのがわかりました。少し遅れて天野さんが登場。相変わらず豹柄タイツに豹柄のコート。めずらしく虎のぬいぐるみはなし。

今回のライブは半分くらいCDになっていない新曲で、ゆったりしたテンポの曲はなし。MCも少なく(天野さんの「僕が水飲む姿がセクシーで見に来た人もいるでしょ」という発言には笑った)全体的に勢いで一気に押し切った印象がありました。撃鉄みたいなバンドはこういうライブしてくれた方が盛り上がって好きなんで、演目的には大満足でした。途中、森岡さんのギターにトラブルがあって、音が出ない場面もありましたが、ものともせずに突っ切る感じがとてもよかったです。

が、天野さんはもっと客席に出てくるかなと思ったんだけど、そんなことなくて、ずっとステージ上にいたのが少し残念でした。前は取っ手のないぶっとい磔磔の大黒柱に登ったりしてパフォーマンス的にも強烈なインパクトだったので。ステージの上ではめちゃくちゃに暴れていて、凄いんだけど、もっと凄いだろうという過度な期待があったから残念に感じただけかも。


騒音寺
こちらも1年ぶりくらい。前回はドラムのサウザーさんが抜ける直前のライブでした。ドラムが替わり、リードギターの岡さんも抜けて、メンバーの入れ替えがあってからは初めて。オープニングSEが会場に響き、楽器隊の3人がステージへ。少し遅れて出てきたなべさんは豹柄衣装で、撃鉄の天野さんに対抗していたっぽいです。

こちらも持ち時間約30分でしたが、これがロックンロールなんだよなという素晴らしいステージでした。安定感ある楽器隊の演奏に、なべさんのボーカルががっちりと芯を支え、バンドとしての音がストレートに聴こえてくる。メロディーラインもわかりやすくノリノリ。なべさんは身長も高くて映えるし、飛んだり手をクルクルと回したりと見ていても楽しい。こーへーさんやタムさんも要所要所で前にやってきてお客さんを煽ってくる。これで楽しくないわけありません。

ライブ最後の「乱調秋田音頭」〜「Rock And Roll (Will Never Die)」の盛り上がり具合ったらなかったな〜。

ただ、惜しむはリードギターがいなくなってしまって、音の厚みやバラエティが減ってしまったところでした。ふとしたときに金髪の岡さんのギターが聴こえてくるときがあって、ちょっとだけ寂しかったです。


片山ブレイカーズ&ザ☆ロケンローパーティ
前に見たのはいつだろう…。お久しぶりに観たらキーボードが増えていました。昨年末にメンバーの脱退による充電期間を経ての今回のお祭りのようです。

1曲目から振り切ってる(?)というくらいのテンションの片山さんを中心に、他のメンバーも片山さんに負けないくらいくらいのテンションで、ガンガン前に出てきてステージのテンションが客席を駆け回って、会場全体を巻き込んでいるような気がしました。最初はどうしても前列くらいしか盛り上がってなかったけど、ライブが進むにつれて少しずつ後ろの方も盛り上がってくる感じがありました。

本編は30分くらいで、アンコールで3曲くらい。騒音寺よりも「ロック」寄りなロックンロールで、キーボードが加わったことで曲ごとのバラエティも感じることができたし、最初から最後まで「楽しい!」としか言えないくらいに楽しかったです。


現メンバーの映像がなさそうだったので、少し古いですが…。


イベント通してみると、各バンドの持ち時間が30分くらいと短めで、ちょっと消化不良感があったのは残念でした。もうちょっと持ち時間があれば、もっと突き抜けた感じになれたかも。とはいえ、どのバンドも表現方法は違えど、安定感ある演奏にぶっといボーカルの声がはっきり聴こえてくる好きなタイプのバンドばかりだったので、充実感あるイベントでした。

また次回も観に来いということですかね!