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企画したイベントや、行ったライブのレポなどが書かれていると思います。

8.23 HOP KEN(ザ・なつやすみバンド、白い汽笛、ランタンパレード) /梅田シャングリラ

この日は梅田シャングリラに行ってきました。お目当てはザ・なつやすみバンド。昨年発売されたアルバム「TNB!」があまりにも素晴らしすぎて、関西に来てくれることを待ち望んでいたのです。共演者も文句なしで、これは絶対に最初からいたいと思ったんでお休みとって行きました。

開場時間ちかくにシャングリラに到着すると、数十人は並んでいました。自分と同じように待ち望んでいた人が多かったんでしょうな。自分は番号よかったんで、さっくり中に入ってとりあえずビールでした。エントランスで飲んでいるときもぞくぞくとお客さんはやってきて、開演時間になる頃には8割くらいは埋まっていたように思います。そこそこ動けて、いい感じに盛り上がれる理想的な状況。そんな状況だからと言い訳して2杯目のお酒に手をかける。


■ランタンパレード
初めて観ました。ドラム、エレキギターにアコギの三人編成で、すべての音がやさしく染み入るように聴こえてくる。その裏側から儚さのようなものも見え隠れして、ただただ素晴らしかった。心地よかった。清水さんの歌声もほっと落ち着けるいい声だったし、淡々と曲を演奏するスタイルも、やさしく幸福感に満ちた世界が損なわれることなく続いていて素晴らしかったです。


■ザ・なつやすみバンド
客席端のバーカウンター前に白い汽笛のセッティングがされていたから、なつやすみバンドはトリだなと油断していたら、ステージの幕が開いてライブが始まりました。全然予想していなかったからびっくりした。

理沙さんと瑞希さんのコーラスが会場に響き渡ったとき、「CDで何度も聴いていたあの声だ!」と感動しました。2曲目の「めくらまし!」のイントロで思わずおこる歓声。自然に身体を揺らしたくなるような軽快なリズムに特上のメロディーに思わず笑顔にならざるを得なかった。次にやってくれた短冊シングルの「サマーゾンビー」でさらにもうこれ以上ないくらいに幸せな気持ちになりました。最初にみんなで「せーの!」って入るところなんかもう…感極まった極まり過ぎた。その後も良質なポップスの連続で、約40分のステージがあっという間でした。

他のお客さんもそうだったのか、アンコールの拍手が鳴り止まず、1曲やってくれることに。MC.sirafuさんの「静かなのと楽しいのどちらがいいですか?」の問いかけに「楽しいの!」と即答するお客さん。そらそうです。自分も同じ気持ちでした。と、言うわけでやってくれたのは「せかいの車窓から」。大好きな曲なのに、本編で聴くことができずにそれだけが心残りと思っていたから、このタイミングで聴けたことがとても嬉しかったです。

初めて観れたザ・なつやすみバンドの音楽を聴いていると、子どもの頃に知らず知らずのうちに感じていたなつやすみの純粋なワクワク感や楽しさ、こんな日が永遠に続いてくれたらと思いながらも終わってしまう寂しさなんかが鮮明に思い起こされてきました。あの頃は何気なく過ごしていたけど、それはものすごく特別で大切な時間だったんだなぁと思ってみたり。

観終わってから感じたんだけど、このバンドは好きな人と一緒に観たりなんかすると自然と見つめ合っちゃたりして、手を繋ぎたくなるような、そんな力があるバンドだと思いました。そんな風に思っている自分は30歳の酔っ払いだという事実は忘れたかったですが。


■白い汽笛
ザ・なつやすみバンド終わりでそのまま始まりました。今年に入って4回目くらいかな。

今回もとてもよかったです。そうとしか書けません。このイベント全体がすごくよくって、楽しすぎて、気がつけば6杯目のお酒を飲んでいたので完全な酔っ払いでしかなくなっていたために、あまり覚えていないのです。やさしく紡いでいくような音がポワーっと聴こえてきて、ずっと笑顔で観てたと思います。


そんな感じで、最後は酔っ払ってしまって残念な自分でしたが、そんなになるくらい楽しく心満たされるいいイベントでした。帰りがけにTNB!のTシャツも買えて大満足でした。