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行ったライブのレポなどが書かれていると思います

12.28 BRILLIANT年末 2DAYS – 秋田昌美の夜 – 『 MERZBOW ONE MAN LIVE 』 /鰻谷CONPASS

たまたま知ったこのイベント。ノイズ帝王MERZBOWのワンマンライブとあっては行かないわけにはいきません。

午前中に職場の大掃除でサクッと仕事納めして、その足で心斎橋へ。ブラブラとしていたらけっこういい時間になっていたので、会場へ向かいました。

会場のCONPASSは今年2月に閉店したSUNSUIの後のお店。正直SUNSUIと何が変わったのかさっぱりわかりませんが、そこはいろいろ事情があるんでしょう。お客からしたらどうでもいいです。

受付で「健康管理は自己責任で」ということと「耳栓が売っています」ということを聞き、とんでもないことになるかもしれんと期待感が膨らんでいく。バーカウンターにはこんなのがあった。

この1デシベルの違いにどんな意味があるのだろうか。

ライブスペースへ行ってみると、まだまだまばらにしかお客さんが入っていない。全部で20人くらいか。それからぽつぽつと途切れることなくお客さんはやってきて、最終的には6割くらいは埋まってたんでしょうか。

開演時間を20分くらい押して秋田昌美さん(MERZBOW)が登場。機材の確認をし、オリジナルの楽器を肩に下げ、PAさんに合図を送る。ライブが始まる。

まずは破裂音のような音。めちゃくちゃデカい。脳天を拳銃で撃たれたような衝撃が走る。慣れるまでは音が出る瞬間に目を閉じてグッと耐えないと厳しいくらい。そこから次第に音が増えていく。自作の楽器をギターのように弾くとシャーっという高周波の音が飛び出してくる。これがメインのパートでは、自分の耳の周りで音の粒が暴れまわっているような錯覚を覚えました。そして服がビリビリと揺れる重低音がメインのパートへ。これは気持ち悪くなる人が出てきてもおかしくないくらいの激しい低音だった。そして再度、高周波の音が会場を暴れまわり、少しずつ絶頂へと向かっていく。そろそろなのかと思った頃にフッと音が小さくなった。で、昌美さんが小さく会釈してステージを去っていきました。この間、約70分くらい。

ノイズのライブというと、どうしても非常階段やMASONNA、SOLMANIAなどと比べてしまいますが、MERZBOWのノイズはそれらとは違うオシャレさがあるように思う。今挙げた3組は楽器で音を作っていたり、パフォーマンスが派手だったりで、泥臭いというか、アナログな感じの音がするように思います。でも、MERZBOWの音はそういうものが全然感じられなくて、音の粒子ひとつひとつが洗練されたもののように感じました。音作りにMacも使っているからなんでしょうか。

あと強く感じたのが、MERZBOWのノイズはコラージュアートなんだということ。素材を切り貼りして独自の音に仕上げていく。そんな感覚になりました。そのコラージュアートはどことなく綺麗なんです。美しくて芸術的。

ライブが終わって数日、いまだに少し耳鳴りが残っている気がします。後半は慣れてしまったけど、それくらい凄まじい音量でした。ライブが終わって放心状態で、ハッと我に返ったとき、また行きたいと思うそんなライブでした。