西宮が生んだ狂犬、KING BROTHERSの新譜を買ったらタワーレコードでのインストアライブの参加券が付いていたので行ってきました。前回のインストアも恐ろしいことになっていたので、ある種この参加券目的で買ったとも言えます。
開場時間が近づくとイベントスペース周辺にどんどん人だかりができてました。前回同様、パーテーションで区切られた空間。このパーテーションにミスチルのポスター(?)みたいなのだったのがなんだか感慨深い。ようわからんけど。そのまま開場し、どんどん人が入っていく。たぶん、100人以上はいたと思う。レコードショップでいつものドラムセットやアンプが並んでいるのは不思議です。さすがにドラムもアンプもマイクはなしだったけど。
開演時間になり司会のお姉さんが注意事項を説明。手の甲に書いたカンペを見ながらのグダグダ司会。でも、それがほんわかでよかった。「ライブが始まると飛び込んできたりすると思うので、皆さんケガして下さい…!?ケガのないようにしましょう」というような言い間違いがあったり。これには会場からも笑い声がこぼれる。
で、メンバーが登場。一気に興奮するお客さんと「まぁまぁ」と落ち着かせようとするタイチさん。そして、ケイゾウさんの煽りから『Big Boss Blues』へ。マーヤさんもケイゾウさんもいつもどおりお客さんに背を向けてアンプの上に立つ。このシルエットがとてつもなくカッコいいのです。と思った矢先にマーヤさんが客席に飛び込んできた。まだ1曲目のイントロなのにこのテンション。自分の真上にいるマーヤさんを見上げながら自分のボルテージも確実に上がっている。
3曲目の『マッハクラブ」は凄かったです。当然、ダイブしてお客さんの上を転がるマーヤさん。その上に立っての「西宮コール!」も。汗まみれなお客さんたちはもちろん目いっぱい応えてました。そして「もっと遠くへ!」とお客さんに運ばれながらパーテーションを飛び出し、完全に店内に出てた。新譜やオススメコーナーのあたり。それだけでは飽き足らずにお客さんに運ばれてどんどん遠くへ。そして、消えていった方向とは別のところから帰ってきました。どうやら店内を一周してたみたいです。あまりの光景に興奮しまくりのお客さん。もちろん自分も例外ではなかったです。
最後は『メッセージ』で興奮しきったお客さんをクールダウンさせて終了。が、お客さんはこれで満足するはずもなくて、当然のアンコール。それに応えてくれての『ルル』でした。ケイゾウさんがパーテーションをはずすように指示し、取り外されていく。外から丸見え状態でのライブ。で、やはりお客さんの上で叫ぶマーヤさん。
本日のマーヤMC集「っていうかロックンロールを昔の音楽やと思わないでください? なんにも変わる訳ないやろ!!! 何で変わる訳ないかって人生1回だけやろが 同じ事ばっかいいやがっておかしいねん? 先にも後にも未来にも同じ事言うんじゃ!!!!!」
このMCは痺れました。そして全力を振り絞っての「西宮!!!!!」コール。盛り上がりすぎるお客さんに
本日のマーヤMC集「ここはライブハウスか?!?! 違うやろ?CD屋さんやろ!!!!! 」
ということも言ってたけど、この時間のNU茶屋町6階はレコードショップではなくてライブハウスになってたと思う。終わってみれば1時間弱のライブで、対バンありのライブと同じくらいの時間。ただ、レコードショップ店内という特別な空間が必要以上にみんなを興奮させていたように思う。インストアだからといって、さわり程度の軽いライブではなくて、ガッツリ。だからなのか、満足しきった表情の人が多かったです。前回も思ったけど、たまたま店に来てた人は一体どう思ったんだろう?そこがとても気になりました。下手したらトラウマになるくらいのライブだった。
ドラムやギターが変にマイク→PAを通さずに鳴っていたので、音がよかったのも好印象でした。また是非ともやって欲しいです。