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企画したイベントや、行ったライブのレポなどが書かれていると思います。

9.8 精華ギャラクシー〜飛んで火に入るサンバースト〜 /京都精華大学

京都精華大学の軽音楽部が主催しているフェスかな。ゲストバンドのワッツーシゾンビに惹かれて、無料だったしええかな〜くらいの気持ちで行ってきました。家出るちょっと前にツイッター見ていたら『The Lillies』も出るみたいで嬉しい。他にもたくさん出ていたけど、目当てだったその2組のレポ。

家から約1時間。同じ京都市内なのにやたらと遠い…。地下鉄の駅を降りて、広がるのどかな風景。バスに乗り込んで10分くらい、京都精華大学に到着。

会場はどこやろかとウロウロしてたらすぐに発見。大学にある池の上にステージが組まれ、向いの岸(?)からも池の上に客席ができている。その後ろはコロシアム状の段差の客席。このロケーションはいいな〜とワクワクしていた。

開演時間から1時間以上過ぎたころに来たはずなのに始まっている気配がまったくなく、「もしや?」と思ったら案の定、押していました。学生が運営しているので、しょうがないかと思いながら後ろの方で待ってみる。かかっていたBGMがDMBQ祭りだったんで、そこまで退屈せず。

少し待って主催の人かな「お待たせしましたーー!!」と威勢よく開会宣言するも、今いち始まらず。まあ、いいよ〜。結局、1時間押しくらいでスタートしました。


■The Lillies
6月にモダンタイムスで観たバンド。まったりした空気感がとてもよかった。クループサウンズ好きな人は絶対に聴いたほうがいいと思う。とてもいいメロディー、ちょっとモコッとした音が気持ちよいです。笑顔になったり優しくなったりしんみりしたり。

アンプの位置が悪かったのか、メンバーの立つ場所によってハウリングが起きちゃってたのが少し残念だった。


ワッツーシゾンビ
たぶん、去年のフジロックで観て以来だと思う。あのときの圧倒的な盛り上がりは忘れられない。苗場食堂の前が完全に無法地帯のライブハウスになっていた。

ステージ上にセッティングされていく機材を見て少しずつ興奮しているのがわかる。そんなでステージを見ていると、床がけっこうしなっていて「大丈夫かな?」と少し心配になったりもしました。お客さんも池の上の客席にどんどん集まってきて、このロケーションでのライブへの期待が高まっていく。

少したってメンバーが登場。1曲目はやっぱり『DOしてる?』。いきなりテンション上がりまくりで楽しい!そこから『老婆ブギ』へと流れてまたしても楽しい!池の上の客席にはどんどん人が集まって踊っている。

で、次は『クルクルパー』。ここでテンポの速い曲を持っくるなんて、落ち着くどころか全然休ませてくれない。やっぱり楽しい!楽しい!と思ってふと視線を下げると…池の上の客席が倒壊してました。なんとか岸まで行った人、倒壊した骨組みの上でライブを観ている人といろいろ。ここでお客さん(たぶん、精華大の学生かな)の理性のタガがはずれたみたいで、池に飛び込んで材木を振り回したり、他の人投げあったり、果てはどっかから持ってきたファミマの看板を池に投げ入れたりめちゃくちゃやった。池の中の人は完全にトランスしてたと思う。

自分は少し後ろのコロシアムの段差で観てたんだけど、ハイテンションで演奏するメンバーと、その手前に映るカオスな状況に釘付けでした。ステージ上のカオスとステージ手前のカオス。いろんなカオスが入り乱れてとてつもないエネルギーが渦巻いていた。最後はお客さんをどんどんステージに上げて、ドラム解体→移動からの『わたし keep'on ええ感じ』やったかな。興奮しすぎてあんまり覚えてないけど。最後はバスドラを池に放り投げて終了。30分くらいのライブでやり過ぎなくらいのパフォーマンスでした。

ライブが終わってからズブ濡れのステージを必死で拭くスタッフ。池の中にはなんやかの残骸…。このバンドには何かがとり憑いているとしか思えない。こんなに面白くて興奮したライブは久しぶりでした。血が沸き煮立つ思いをしました。

この後もイベントは続いていたけど、ここまでのライブをされて、やりきった感が半端なかったんで帰ることにしました。いや〜、来てよかったです!