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企画したイベントや、行ったライブのレポなどが書かれていると思います。

7.23 PARA JULY 〜PARA ONE MAN〜 /難波ベアーズ

いや〜、ついにというか久々にPARAのライブに行ってきました。

ライブの告知がされた瞬間に行くことを決め、チケットを予約。予約したものの月曜日ということで、仕事がどうなるか不安だった。

無理やり仕事を終わらせ(放り出し)、京都から難波へ移動。会場についたのは19時過ぎでした。この段階ではあんまり人はいなかったけど、開演時間近くになれば身動きとりにくくなるくらい大盛況でした。

今回のライブは2部編成で、まずは山本さんとYOSHITAKEさんのDUO。YOSHITAKEさんが音の下地を作り、山本さんのギターが被さる。ギター2本で宇宙旅行をしてました。音を聴きながら目の前に真っ暗闇の空間ができて、いろんな音像が出ては消えての繰り返し。20分ちょっとの演奏でしたが、トリップしっぱなしでした。キラキラした音やダウナーな音まで、幅広い音は2人のミュージシャンとしての底の深さを感じさせるものでした。

次は、千住さんと家口さんのDUO。たぶん、こちらに西さんも参加するはずだったと思うんですが不参加でした。こちらは比較的はっきりとしたセッション。ですが、5分くらいで終了で、ちょっと消化不良ぎみでした。またやってほしい。

で、セッティングがあり、メインのPARAライブへ。

■セットリスト
1.Eura
2.Jack
3.fret works
4.Cube
5.M/O
6.pastral
7.Corinto
8.Arabesque
en.crystal code

新曲はなしでした。何の曲から始まるのかと思っていたら、まさかの『Eura』からで完全に意表をつかれた。スローテンポでしっとりと、久々のPARAの音に慣れるためにはちょうどいい曲かもしれません。

やっぱりPARAのライブはこのバンドでしか体感できない独特の曲構成とグルーヴがある。身体は自然とリズムに合わせて揺れていて、音を聴いている耳と頭でメロディーラインを追っていく。曲の中盤からの輪唱パートで自分の耳をいろんな楽器を飛び移るように委ねながら音に浸っていると、そのうちどの楽器を追っているのかわからなくなってきてバグってしまう。その感覚がとてつもなく楽しい。目を開けてメンバーと観ていたいという気持ちもあるけど、とにかくこの音に浸りたくて、ライブの8割くらいは目を閉じて聴いてました。目は閉じているけど、どんどんいろんな映像が浮かんできて、とてもカラフルなライブだった。

正直、演奏の完成度というところではけっこうミスもあってボロボロに近い感じだったと思います。でも、ミスがあってそれを必死でなんとかしようとするメンバーもPARAの魅力なので大アリでした。人間味を感じる演奏で、これこそがライブという感じ。

新譜は当分先かもしれない(山本さん曰く、「曲はできるけど演奏できない」とのこと)ので気長に待ちますが、ちょくちょくでいいからライブをして欲しいです。11月は行きますよ。

山本さんのMCもやっぱりで最高でした。訴訟王!