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行ったライブのレポなどが書かれていると思います

4.21PLAYGROUND 〜ワンマン〜 音響:西川文章 DJ: 金本武志(蒼月書房) /難波ベアーズ

山本精一さんの歌ものユニット「PLAYGROUND」のワンマンライブ。今回は千住(Dr)さんは不参加で、山本さんと須原さん(Ba)の2人。

なんとなく「人がいっぱいだろな〜」と思って開場時間ちょいと前に行ったら案の定、たくさんの人が列を作ってました。なんとか場内へ入ると、いつもは見かけない木製のベンチが4つほど。僕が入ったころにはすべて埋まっていて適当に立ち見。その後もどんどん人が入ってきて瞬く間に満員になってしまったので、椅子の配置を変えてより多くの人が入れるようにしてました。前にスペースが空いて「行ってもらっていいですよ」ってことだったので前え移動しました。結局いつもの定位置へ。

金本さんのかける自分好みでセンスのいいBGMを聴きながら、知り合いと話したりしながら開演待ち。いつもどおり19時半くらいに山本さんが出てきました。

何の前ぶれもなくおもむろに登場。淡々と水を飲んだり、譜面を照らすライトをセッティングしたり。それを見つめるお客さんに対して「出てきたのに拍手もないんですね…」とポツリ。慌てて拍手を送るお客さん。「礼儀はわきまえた方がええよ」と。「しまった!」と思いながらもいつも通りで安心する。

そのまま1人で演奏を始めました。前半のハイライトは2曲目にやった『あの素晴らしい愛をもう一度』のカバー。たっぷりとリバーブをかけたギターはあまりに綺麗でした。遠くで白い光が見えてくるような、でも深い闇の中にいるような不思議な音だった。この曲が終わってから須原さんがおもむろに登場…と思いきや山本さんが『飛ぶ人』を歌いだして「まだか…」と楽屋へ戻っていく。この読めなさっぷりが素晴らしいです。その次からは須原さんも参加して2人での演奏でした。

ちゃんと曲順を決めてないみたいで、山本さんが譜面をぱらぱら見ながら「これやろう」「はい」みたいなやり取りをしながらライブは進んでいきました。順番は覚えてないけど、やってたので覚えてるのは『水』、『あんなに好きだったこと』、『いつものうた』、『DISCORD』、『オーブル街』あたり。羅針盤からは『朝うたう夜のうた』もありました。で、最後はあがた森魚さんのカバーと早川義夫さんの『サルビアの花』のカバー。

アンコールでは羅針盤の曲が多かった。『せいか』と10年ぶり以上にやるという『光の手』。ダブルアンコールではもうやる曲がないってことでお客さんにリクエストを募るも反応なし…。見かねた(?)山本さんが楽屋へ戻る。その間、須原さんは放置プレイでした。「しょうがないな〜」という表情をされていたのが印象的。楽屋から戻って来た山本さんは「何でもええか。須原くんは弾けへんやろな〜」と羅針盤の『小さなもの』をやることに。須原さんが羅針盤から抜けた後の曲で、須原さんご自身も「無理だと思います」と。その反応にサラリと「1人でやります」と返す山本さんはさすがです。そんなこと言いながらもちゃんと合わせる須原さんは凄かった。で、ホントの最後は『第三Rock』。後半のギターソロが凄まじかったです。

ライブが終わってからは、特典の「手書き歌詞カード」の配布タイムへ。一部の曲はコード譜ありってことでテンション上がりまくった。配り方はステージ前にドサッと歌詞が書かれた用紙を置いて勝手に持っていけスタイルだった。一斉にお客さんが群がっていてビビる。見てみると『夢の半周』の「大間奏(フリー)」とかイラスト着きのものもあって山本さんらしく楽しめるものでした。これは本当に嬉しい。

山本さんの歌は、正直上手くないし、声も出てるわけでもなくて淡々と歌っているだけなんだけど何故か惹かれる。たぶん、言葉では表しにくい独特の空気感やオーラが唯一無二だからなんだろうと思う。山本精一という人間の宇宙を感じるからなんだろうと思う。そしてそれは自分にとってとても心地よくて好きなものなので、またライブを観に行きたいと思います。