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企画したイベントや、行ったライブのレポなどが書かれていると思います。

8.7 手ノ内嫁蔵「ギミアぶれいく鷹」東名阪レコ発ツアー(手ノ内嫁蔵、N'夙川BOYS、cavilll、LARGE400) /難波ベアーズ

観に行ってきたよ、手ノ内嫁蔵のレコ発。手ノ内嫁蔵は石井モタコ(オシリペンペンズ)、和田 シンジ(巨人ゆえにデカイ、DMBQ)、トメ田トメ吉(アウトドアホームレス)、谷村じゅげむ(ワッツーシゾンビ)からなるドリームバンドとのことです。ある種のドリームバンド。ほぼ満員でしたな。

■LARGE400
初めて観ました。ドラム2台にパーカッション、ベース、ギター、キーボード&サックスにボーカルという編成。ドッカンドッカン鳴るタイコの音がとても気持ちいいハードコアでした。ドカーンと音が出てた。

最初のインパクトは物凄かったけど、リズムパターンが単調で少し飽きてしまいました。あと、ボーカルの声が全然聴こえなかったのが残念だった。


■cavilll
ヨシカワショウゴさんのソロ。グラインドコアを主体にした爆音ノイズのトラックに合わせてエフェクトかましたマイクで絶叫するスタイル。バキバキのコアなサウンドなんだけど、どこか洗練されていて「オシャレな人が作る音はやっぱりオシャレなんやな」と思った。


■N'夙川BOYS
キングブラザーズのマーヤさん、シンノスケさんとリンダさんのバンド。パートは曲によってコロコロ変わる。なんやろうね、この初期衝動のみで突っ走る感じ。バンドとして成立しているのか?とかテクニックとか曲の構成がどうとかそんなことは全然問題じゃなくて、ただ「やりたいっ!」って気持ちが止まらなくなってやってるような、そんなところがいいんやろうな。

マーヤさんはほんま盛り上げ上手やわ。喋ることひとつひとつが「ウオーッ!」ってなってくる。手ノ内嫁蔵のCDの感想言ったり(車で聴いてて事故りそうになったらしい)してしっかり引き立て役になったりしてるのもよかった。

中盤でシンノスケさんがギター弾きながらダイブしてきたときはビビった。大股開きで後ろまで流されて、また戻ってきてました。かなりスムーズな動きで可笑しかった。どうでもいいけど、この人の衣装はどこで売ってるんだろう。ここまでいくとなんか芸術的ですな。


■手ノ内嫁蔵
モタコさんが楽屋から出てきたとき、口に手を入れてたから「ヤバイ!」と思った。やっぱりゲロ吐きましたな。逃げ切れず足にゲロがちょろっとかかってしまった。

そこからは、ガンガン盛り上がった。ステージ上のメンバーもはっちゃけてた。特にトメ吉さんがいつもの10倍くらいはっちゃけてて面白かった〜。めちゃくちゃに飛んだり跳ねたりしてた。お客さんもおかしいくらい盛り上がってた。細かいことはどうでもいいから盛り上がってた。
「ヤンキーヤンキー」とか「そっと悲しみにコンチャ〜ス!」とか「コングラーメン」で細かいこと気にしたら負けです。夙川ボーイズとは違った初期衝動に触れられて痛快だった。

個人的には1枚目に収録されてた『TAKESHI』と、アンコールで『さよなら横尾忠則』が聴けて満足でした。

ところで、ギタリスト和田シンジさんは顔でギターを弾くタイプらしく、顔を歪めながらギターを弾いてたのが印象的。音は味のある音だったかな。中盤くらいに和田さん意外の3人が腕組んで並んでて、シンジさんはずっとギターのチューニング。モタコさんが「友情待ちやで!」と声かけ、シンジさんが「みんなの熱気がチューニングを狂わすんや」とかっこよく言ったけど会場シーンとなる場面がおもしろい。「あれ?夙川ボーイズやったら盛り上がるんやけどなぁ」って、一気に笑いが起きてた。他にもとてもかっこいいこと言うんだけど、ことごとく滑る感じで、嫁蔵ではこういうポジション(?)なのねってへんてこりんな気持ちになった。