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企画したイベントや、行ったライブのレポなどが書かれていると思います。

3.6Eiko Ishibashi 『carapace』 release party(石橋英子 with ジム・オルーク、須藤俊明、山本達久・山本精一) /元・立誠小学校

山本精一さんと石橋英子さんの対バン。さらに会場が廃坑になった小学校ってことで、絶対にいいライブになると思って行くことにしました。地図や交通アクセス見てると、木屋町通を歩いてるときによくみるところで「あそこか〜」と迷うことなく着きました。中に入ると昔ながらの学校って感じで、木の床がきしむ音がとてもよかったです。

会場は体育館で、土足禁止。靴を脱いで会場に入るスタイルにびっくりしました。前方は畳で、後方は椅子に座って観るスタイルでさらにびっくり。もう、思いっ切る体育館で「ああ〜、学校ってこんなところだったな」と思いながら感慨にふけってました。ステージの上ではなく、床の前の方に楽器を並べて演奏してました。

山本精一
開演時間を過ぎても一向に始まらないので、どうしたんだろうと思っていたら、主催者の方から「山本さんが準備に手間取っているのでもう少しお待ちください」とのこと。納得しました。ぼえ〜っとiPhoneで遊んでいるとスッと山本さんがやってきていきなり始まりました。開口一番「歌詞を忘れて取りに帰ってました。すみません」とひとこと。「1月のライブに引き続きまたかいな〜」と笑いました。

まずは新曲からスタート。PLAY GROUND流れを汲むいい曲だった。その後もう1曲やって、ドラムのセッティングに何かあったみたいでこのあと出る山本達久さんを呼び、なんとそのまま一緒に演奏する流れに。達久さんめっちゃ驚いてました。そこから『水』や『宝石の海』やって、精一さんが達久さんに「『そら』ってできる?」と聞きました。達久さん「1回やったことあるかも」みたいなあいまいな感じで、戸惑ってたけど、「できるできる」とそのまま演奏開始してた。そんな感じなのに演奏できてしまって、達久さんの凄さを感じました。

今回のライブは小学校の体育館という会場の雰囲気のよさもあってか、特別な感覚になれました。山本さんはどこでライブやってもその場に溶け込みながらもMCや振る舞いでやっぱり山本さんやなと思わせるところが凄いと思う。あと、ギターを弾いたときにでる「キュッ」って音がとてつもなく好きです。

石橋英子 with ジム・オルーク、須藤俊明、山本達久・山本精一
山本さんのライブのあと、サクッとメンバー出てきて始まりました。

ずっと目をつぶってたり、後ろのスクリーンの映像を虚ろに見ながら聴いてたので細かいところは覚えてません。石橋英子さんのライブはこれでいいと思ってます。夜、深い森の中でどこからか澄んだ歌声が聴こえてくるとても心地よくてふわっとした感覚に包まれて最高でした。

このバンド、「エクシード」って名前みたいで、由来は木屋町のおっぱいパブらしいです。男子メンバーが気に行ったらしい。「30分8,000円です!」とか「60歳以上の人はシルバー割引で1,000円引き!」とか盛り上がってました。さっきまでいい演奏してたのにずっこけた。帰りに店を見つけて写真でもと思いましたが、恥ずかしいので止めました。


この会場は初めてでしたが、めっちゃ気に入りました。生徒の名前が書かれた靴箱にチラシが置かれていたり、学校の雰囲気を残したままでこういったイベントが行われるというのは素晴らしいです。