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企画したイベントや、行ったライブのレポなどが書かれていると思います。

今週のお題「父親/父の日」

今週のお題は父親/父の日。うちの家族は実はおとんだけ血がつながってないんです。

僕が小学校3年くらいのときに両親が離婚して、兄弟3人全員おかんについて行きました。理由とかは全然知らないし、知りたくもないですが、部屋で寝てたらふすまの向こうでおかんが何かものを投げつけてる音とか聞こえてきてすごく嫌だった記憶があります。

それから、おかんと僕と弟2人はそれまで住んでいた家を出て、何年かけっこう貧しい暮らしをしてました。何でかはまったく覚えてませんが、気が付いたら今のおとんが父親になってました。そんで、今まで住んでた団地からけっこう大きい一軒家に引っ越したことは覚えてますが、この辺の記憶は本当にないです。

子どものときは特になにも思わなかったけど、働きだすようになって、自分がおとんの立場だったらたぶんおかんとは結婚できないだろうなと思う。自分には子どもがいないのに、3人の子どもを連れた人と結婚しようとするのは経済的だったり、他にもいろいろ相当の覚悟があったのかなと思います。

そんなおとんは今インドに単身赴任してます。あと2〜3年は帰ってこれないみたい。男どうしだし、僕もおとんもそんなに話すタイプの人ではないので、たまにSkypeで話しても「そっちは暑い?」「40度あるで」「そうか…暑いな」みたいに1分も話が続かないし、「ありがとう」とかも絶対に言わないけど、なんとか元気に生きてるのもおとんのおかげかな、と結構感謝してます。もちろんおかんにも感謝してるけど、それとは違った感覚でありがたいなと思う。

とりあえずインドは暑いということがわかったので、今年の父の日プレゼントは扇子を買って送った。プレゼント包装してもらうのは恥ずかしかったので、他の荷物と一緒にそのままで送った。おかんの話では、今日向こうに届いたみたいです。

生みの父親は、離婚後半年くらい経ったときに1回会ったきりでもう全く会ってなくてどこで何をしてるかも知りません。生きてるのか死んでるのかも知らない。たまに、「おとうさんはどんな人?」とか「おとうさんと似てるの?」とか聞かれたときに血がつながってないことを思い出して、そんな自分が嫌になる瞬間がありますが、そんなことは関係なくて、自分のおとんは今のおとんだよなと思う。血のつながりは大切だけど、あまり意味がないようにも思う。どれだけ時間を過ごしてきたかが大切なのかな。よくわかりませんが。

はてなダイアリーのお題と扇子が届いた偶然で、なんかこんなことを思ったので書いてみました。