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企画したイベントや、行ったライブのレポなどが書かれていると思います。

4.11 オシリペンペンズ、にせんねんもんだい /難波ベアーズ

うどんサイケの帝王モタコさん率いる(?)オシリペンペンズと東京の人力ミニマルバンド(?)にせんねんもんだいの2マンに行ってきました。ペンペンズのホームグラウンドであるベアーズだし、にせんねんもんだいも人気のあるバンドだし、いっぱいになる予感がしたので早めに会場へ。開場時間ちょっとすぎに着きましたが、案の定、入場待ちの列ができてました。

物販の様子を見てみたらペンペンズとにせんねんもんだいのスプリットCDがあったので即買い。あと、にせんねんの新作DVDもあったので迷わずゲット。売り子はモタコさんとにせんねんもんだいの高田さんでした。高田さんは普段はおっとりしてそうな人でした。そんなこんなで、物販でものを買いつつもなんとか前から2列目付近をキープ。

にせんねんもんだい
1曲目では効果音からベース、ドラムと入り、高田さんがキーボードを弾いてました。にせんねんもんだいといえばソリッドなギターサウンドのイメージがあったから意外。この音色はにせんねんもんだいの曲調にもあってるし、新鮮でよかったです。いつもは後ろ向いて演奏してる高田さんの顔もよく見れたし。その後はギターを手に取りには「想像するねじ」、「FAN(おそらく縮小版)」、「トリの3曲目に収録されてる曲」あたりを演奏してました。約1時間のステージでなんとなく楽曲数は多かった気がします。いつもは1曲か2曲しかしないイメージがあるので。

このバンドの魅力は中毒性のあるリフだと思います。ほとんどの曲は短いフレーズを延々繰り返しながら少しずつ展開していくミニマルニュージックっぽい流れなんですが、出てくるリフがずっと聴いていても飽きのこないものばかりで、ずっと聴いてられる。聴いているうちにスーッと目を閉じて音に身を任せていると展開が変わってハッとすることが多いです。

あとはソリッドな音が作り出す緊張感かな。MCも一切なしで曲が終わってチューニングを合わせて、エフェクターの仕込みをして次の曲へ行く。かっこいいな〜と感心してました。ライブ中は凄い緊張感だったのに、ライブが終わったあとでの高田さんのへにゃっとした告知でなごみました。

オシリペンペンズ
にせんねんもんだいのライブが終わって、迎さんのドラムやキララさんのギターアンプがいつもと違う位置にセットされたな〜と思っていたらペンペンズPAの道重さんから「フロア空けてください。今日は客席でやります。お客さんはステージ上がってください」とのアドバイスが。え〜!?と思いながらもお客さんがどんどこステージに上がって、できた空間にドラムやアンプがセットされていきました。僕はステージ上がってモニターのあたりで観てました。キララさんを真後ろから観るような場所。

ライブが始まり、客席の中からモタコさんが登場。いきなり吐いてたみたいです。僕の角度からは見えなかったですが。そこからはいつものペンペンズワールドでした。変幻自在の楽器隊とカリスマ性溢れるモタコさんのパフォーマンス。

新曲も何曲かやっていて、個人的には前のまめぴよちゃん企画でもやってた「ゴリラの唄」が最高すぎます。なんかモタコさんはゴリラ歌唱法も身に付けた様子。これ、かなり似てますよ。

正直、PAなしで生音のドラムとそれに合わせて音量調整したギターだったのであんまり大きな音ではなかったですが、ペンペンズが客席でライブをするという高揚感が強くて普段よりも興奮してたかもしれません。なんか全体的にいつもと違った盛り上がり方だったきがします。前の人は演者が20〜30センチくらいのところにいるんですし。これからもたまにやってくれるといいなと思いました。