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企画したイベントや、行ったライブのレポなどが書かれていると思います。

MAGMA /アメリカ村BIGCAT

初めて観た生MAGMAは凄かったです。ライブには何度も行ってるし、BIGCATも何度も行ってるけど海外ミュージシャンの単独来日公演に行くのは初めてで、新鮮でした。

この日は座席指定で、普段は何もないBIGCATのフロアにびっしりと椅子がしきつめられていてました。フロアの後ろには座席図もあった。椅子といってもちょっとマシなパイプ椅子で、前との間隔がそんなになくてちょっと窮屈でした。SEもちょっとクラシカルな曲でライブハウスっぽくない空気が出てた。お客さんも比較的アダルトな方が多く、普段行ってるライブと客層が違っていて面白かった。CDとかTシャツが飛ぶように売れていて、1人で1万以上使ってる人もけっこういて大人の財力を見せつけられた気がします。

定刻の19時5分過ぎに客電が落ちておもむろにメンバー登場。木琴、ピアノ、ギター、ベース、ドラム、女性コーラス2人、男性コーラスという8人編成でした。いくら座席指定でも演奏は立って聴くだろうと思ったんですが、誰も立つ人はおらずみんな座って聴いてました。

mixiとかでの事前情報によると新曲を中心に演奏されるのではということで、僕の知ってる曲はアンコールでやった「Kobaia」だけでした。変に事前知識がなかったせいか、MAGMAの驚異的な演奏がすんなり聴けたのはよかったです。

本編は壮大なロックオペラを観ているようで、時に激しく、時に穏やかに緩急つけた演奏は聴いてて飽きなかったです。たぶん、一番の長尺曲は1時間くらいあったと思うけど、全員まったくミスなく演奏していて、ひえ〜って感じでした。中でも、リーダーでドラムのChristian Vanderさんのドラミングに注目してました。40周年ってことは20からバンド始めたとしても既に60歳。そんな風には見えない迫力あるドラムでした。そんなに強く叩いてるようには見えないんですが、ズンズン体にきました。

というような感じで、アンコール含め2時間半くらいの公演でしたが、演奏に聴き入って感激してたんで10分くらいにしか感じられなかったです。40年経ってもまだまだ現役で、ほんと素晴らしかったです。