θ

企画したイベントや、行ったライブのレポなどが書かれていると思います。

10.18 ヒカシュー /京都磔磔

行ってきました。仕事の後、徒歩で20分くらい歩いて磔磔へ。かなり久しぶり。

開場時間には間に合わないので、けっこう人が来てたらきついな〜、と思ったけどいらぬ心配でした。入ったらおじさん1人しかいない。今回は椅子ありの客席なので、のんびり観れそうだな〜、と思いながら余裕で巻上さんのまん前の椅子に着席。ステージ真ん中にあるテルミン、トランペットが気分を盛り上げます。その後、もうちょい時間が経ったら人も増えるかと思ってたけど、結局、開演時間時点のお客さんは僕も含めて13人。あまりにも少なくて思わず数えてしまった。ライブ後はもうちょい増えたみたいだけど。これは観るこっち側も緊張します。

開演時間ぴったりにメンバー登場。巻上さん以外のメンバーの顔を知らなかったので、その顔や佇まいにびっくりしました。巻上さんも含めてどう見ても普通のおっさんやん。最近は増子さんやモタコさんみたいないかにもミュージシャンな人たちを観る機会が多かったから、あまりの普通さにびっくりした。巻上さんの「前の方はタバコはご遠慮下さい」って言葉にショックを受けながらもライブスタート。

セットリストは全然覚えていないです。とりあえず、これは演ってたって曲を書いてみます。順番はめちゃくちゃです。

入念、デジタルなフランケン、カレー三昧、炎天下、モデル、20世紀の終わりにあたりかな。他はけっこう即興系の曲が多かったです。「転々」からの曲もあったと思いますが、僕はあのアルバムはあんまり好きじゃないのでわかりません。

ライブ前半は即興系の曲が多く、1曲目から巻上さんのテルミンが炸裂してました。間奏に入るトランペットもかっこよかった。その後は他のメンバーも含め、見たことない楽器(なんか笛みたいので、手でこするような仕草をすると電子音が出るやつ。なんて楽器?僕も欲しい)での合奏?とか今まで聴いたことない世界が広がってました。

そんな感じで何曲かやって、MC。

三田さんが「昼に京都の市場でご飯を食べようと店に入りました。なんかのおかず(何か忘れた。シューマイみたいなもの?)で600円。安い。ご飯が付いて800円。そんなものか。…で、出てきたおかずがものすごい小さい!やられた!」ってな話し。そんで、巻上さんが「じゃあ、僕は一番安いやつを頼もうとお茶漬けを頼んだんですよ。そしたら、永○園のやつだったんです。450円出して永○園のお茶漬けを食べてきました」。その後、坂出さんがドイツで暮らしてたときに食べた750円のインスタントラーメンの話しがあったり、何かまったりしてた。

炎天下をやった後も「何でこの曲やったと思います?今円天って流行ってるでしょ?だからやったんです」と。時事ネタも。MCが間延びして、まったりムードになってしまい、「なんかお客さんも少ないから、20世紀の終わりにやろうか」という流れに。この曲は20世紀限定でやっていて、21世紀になってから1回もやってないそうです。実に7年ぶり。現メンバーで1回もやったことないからできるかな〜、と言ってたけど、見切り発車で演奏。きちんと演奏できて「できた!」と喜ぶ巻上さんが印象的でした。

そんなんで本編が終わって、アンコール。巻上さんの「何か聴きたい曲あります」の問いに「パイク!」と反応があり、いいぞ!誰か知らんけどと思いながら演奏してくれることを期待したけど、「んじゃ、プヨプヨします」と言ってイントロが始まってしまった。ちょっと残念でした。でも、この曲をライブで観てさらに好きになった。

…という感じで2時間がっつりやってくれました。ほとんどのお客さんは残っていたけど、僕は次の日仕事なんで出ました。

なんというか「ライブ」というより「音楽」をしてたという印象を受けました。NANIさんとかみたいにお客さんを盛り上げて楽しむっていうより、音の強弱の使い方だったり、音の出し方のパターンの多さ、曲を聴かせる感じがそう感じました。また、必ず行きます。