かなり凝った音源です。曲数は13曲なんだけど、トラック数は88。8月8日に88トラック。収録時間は28分28秒。こういった狙った作りは大好きです。トラックの大半は無音だけど、66トラック目に「ピコピコ」な曲が収録されていてびっくりします。
なんというか、異常に濃いですね。1曲の中で展開が目まぐるしく切り替わるので、かなり聴いたなと思っても5分も経ってなかったりします。しかも、音色もすごい豊かで「1曲にこんなにいろいろ詰め込んでもいいのか？」と思うくらい。そんな曲ばかりなので、なかなかリズムに乗れなくて聴きにくい気配があります。でも、なんか聴きやすいんですよね。たぶん、ところどころにすごい乗りやすいフレーズがちりばめられていて、楽になるからかなと思います。
曲間がないので、どこからどこまでが○曲目なのかさっぱりでした。2曲目「school oi！」なんかね、初めて聴いたとき「あらっ！？始まってる！……あれっ！？まだ！？」と困惑しました。何回か聴き込むとなるほどと解ってきますね。個人的に好きな曲は…全部ですね。というか、全体で1曲みたいな感じなので何曲かにしぼることは不可能です。
9曲目「MOV VIG VBACK」の「えっ？もう次の曲？」はもう少し引っ張って欲しかった。それだけが残念でした。曲に入るの早すぎますよ。
あと、このアルバムのアートワークも注目です。世界観が出てる。アルバムからこのバンドを知った人はどう思うんでしょうね。
