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企画したイベントや、行ったライブのレポなどが書かれていると思います。

12.22 きちがいまつりvol.1 とん平&ビショップ、TEEM(α)、HARD CORE DUDE、オシリペンペンズ /難波ベアーズ

先月に続きまたしてもとん平&ビショップが関西に現れました。はじめは10人くらいしかいなかったお客さんも開演時間には満員(80〓100人くらい)になりました。

【TEEM(α)】
山本精一さん(Gt)以外のメンバーはよくわかりませんでしたが、ベース、女性ドラム、外人ボーカルの4人編成でした。ボーカルは拡声器を通した声をマイクで拾ったり、CDとかでイントロ前にラジオの音が流れてるみたいな演出があることがありますが再生可能なMDプレーヤーみたいのを拡声器に通してその効果をライブで再現してました。これがすごいおもしろかったです。

曲はミディアムテンポのロックといった感じでまあ普通かなと思いましたが、パフォーマンスが尋常じゃなかった。1曲目の最初のほうで精一さんが客席に突撃して床の上でのたうちまわりながら弾くわ、ベースの人は曲の終わりでいきなりベースを壁に投げつけるわ(1曲でライブが終わるんじゃないかと思った)、その後のMCで喋ろうと思った精一さんが自分のマイクがマイクスタンドにからまったのを戻そうとしたけどなかなか戻らなくてキレてマイクを壊したり、2曲目の途中でベースの人を見たらベースのボディの一部がもげてたり、やりすぎ感満載のパフォーマンスでした。

オシリペンペンズ
ドラムとギターの人はかなり普通なのに、ボーカルの人がめっちゃこわい。上半身裸で出てきたんだけど体中傷だらけ。流血はしてませんでしたが、マイクを額にガンガンぶつけるし、ライブ中目を合わせられなかった。ライブの内容は歌詞や曲、すべて思いつきでやってるようなライブでした。曲の雰囲気は一癖あるロックンロールって感じで、予想ではガンガンに歪んだ感じかと思ってたので意外でした。なんやか訳がわからんけどおもしろいパフォーマンスを繰り広げ、最後は客席の後ろの方に置いていたアンプを客席真ん中に移動させて、その上で歌ってマイクを床にたたきつけて終了。

この人たちはCDなんかでは魅力が全然伝わらないと思います。ホント。

【HARD CORE DUDE】
今回のなかでは一番普通のバンドでした。ボーカルが覆面をかぶって出てきて、始めに覆面を脱いだんですが、その下にもう1枚覆面をかぶっていてけっこうウケてました。でも、それだけでした。そのあとはほんと普通のハードコアな感じでした。

【とん平&ビショップ】
磔磔と違って準備の段階からもう着替えてました。とん平さんとビショップさんは前回と同じ格好。龍一さんは左前髪が異様に長くて、黒いジャケットを着てました。チャイナさんは昔のヨーロッパ貴族がしてそうな感じ(こんなイメージ)で、メガネにお花の飾り物をつけていてその筋の人にはたまらない格好でした。

とん平さんのお言葉があり、1曲目「ジーンズレボリューション」へ。んが、キメを失敗し曲が途中で終わってしまいました。とん平さんバックバンドの方々にお説教です。その後はお客さんに死んだらどうなるか聴いたりと先月と同じような流れで進んでいきましたが、さすが大阪。お客さんの反応が京都と全然違います。麻薬の怖さ描いた歌を歌い「麻薬はいけないよ(あと、死ぬのは案外怖くない)というメッセージは伝わったか?」と、「伝わった人手を挙げて」と聞くが全員無視。挙句の果てには「麻薬大好き!」と言い出す人がいてとん平さん大激怒。そのことについてお説教をしていたら「早く曲やれ!」とヤジが飛んでとん平さん半泣きで次の曲にいってました。

最後のほうの曲でお客さんに手拍子を求める場面があって、けっこう手拍子をしてくれる人がいていい感じでした。そこでとん平さんがそれを盛り上げるべく、ライブの最後とかでよくある「ジャ〓〓ン!ダカダカダカダカ・・・ドン!」ってやつをやろうと思い、両手を広げて上にあげてメンバーに「強く」、下にさげて「弱く」とアピールするも失敗。メンバーに「空気読めよ!」と怒ってお客さんにやりなおしをお願いし、やり直しをしてました。で、最後にとん平さんが「次の曲はオレとビショップでやる。おまえらはそこで立って自分たちの無力さを思い知っておけ!」と言い、名曲「生き物ジャンケン」を歌い上げ終了。アンコールがかかり、なんかやるのかなと思って待ってると、マイクスタンドを龍一さんに向けて「ホラ、アンコールがかかってるぞ。お前たちでやれよ。マイクもあるし」と、で、何もせずに立ってた龍一さんと後ろで座ってたチャイナさんをステージの真ん中に立たせ「何もできないんなら今日のミスをお客さんに謝れよ!」と言うも2人とも無言で立ってる・・・というのを5分くらい続けてショボショボと終わりました。

ああ、また観たい。