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企画したイベントや、行ったライブのレポなどが書かれていると思います。

学ぶということ

タイトルから想像できますが、とても堅苦しい内容になってしまいました。

きっかけは、ほぼ日刊イトイ新聞が行う「“WONDER SCHOOL !” 智慧の実を食べよう2」というイベントの打ち合わせの様子が掲載されているのを読んで、「自分が大学に行く理由」みたいのを考えてしまったので、それを書いてみようということです。かなり恥ずかしいのでワンクリックしないといけないようにしてます。

こんな感じの堅苦しいのもけっこう好きなので、これからもこんなエントリがあるかもしれません。

ほぼ日刊イトイ新聞が行う「“WONDER SCHOOL !” 智慧の実を食べよう2」というイベント(チケットはもう完売しちゃった)がおもしろそうです。理論経済学の岩井克人さん。惑星物理学の松井孝典さん。社会心理学山岸俊男さん。比較経済史の川勝平太さんという4人の学者の方が6時間に渡り講演をするというもので、僕は岩井克人さんの話に興味があります。

前にこのサイトで岩井さんの「会社はこれからどうなっていくのか」という本がすごくおもしろくて興味がでてきたんですよね。で、このイベントを行うにあたっての打ち合わせの様子が掲載されています。この打ち合わせで岩井さんはこんなことをおっしゃっています。

結局、そうですね。
研究には、ふたつの要素があります。

一方では、あたらしいことを
やらなきゃいけない。

もう一方では、やっていることが、
あたらしいかどうかを知るために、
過去に何がやられていなかを
知らなきゃいけない。

つまり、あたらしいことをするためには、
何があたらしくないかを、
知らないといけないんですね。

これは目から鱗ですよ。ホントにその通りです。何かを始めるときには「過去に誰がどんなことをしてきたのか」を知らないといけないですよね。これはビジネスをするうえでは欠かせないことだと思います。

で、大学に行っていて思うのですが、よく「学者になるわけじゃないし、大学の勉強は役に立たない」とか言いますが、大学の勉強そのままをこれからに活用していこうとしても、それは今までに誰かが考えてきたことなんだから役に立たなくて当然です。そうじゃなくて、「大学の勉強で得たことを道具にして、これからどう活用するか」が大切なんじゃないかと思うわけです。

「大学の勉強で得ることってなんじゃい!?」という人もいると思いますが、僕は「考え方のとっかかり」なんじゃないかと思います。学問の内容どうこうじゃなくて、体系的なまとめ方や、プロセスを分解してそこから答えを導き出すとかそういった考え方を知っていれば実社会でも役に立つんじゃないかと思います。

また、そういったやり方を知っていればいろいろ応用もできるんじゃないかと思います。何か問題が起きたときに、1から解決策を考えるんじゃなく、「答えの出し方」を考えておけば問題解決のスピードも上がるしいいんじゃないでしょうか。これが佐藤雅彦さんの言っていた「考え方を考える」ということなのかなということで、僕の中ではここでお2人の話はつながってます。

結局何が言いたいかというと、勉強も見方を変えればけっこうおもしろいかもしれませんよということ・・・かな?